揺籠の木

揺籠の木 -  陰陽座

紅(くれない)ひとひら 風に揺られて落ちた

红花一瓣 随风飘落

祝いの花か 死花花(しかばな)か

是祝福之花 还是死花之花

産着は帷子(かたびら) とうに野火手(のぼて)は落ちて

产着是帷子 许久前野火手落下

常世(とこよ)に生まれて 寂しかろ

生于常世 心生寂寞

梢(こずえ)に枝に 稚児(ややこ)は実る

树枝梢头生出了稚儿

渡る夜風に 揺られて睡(ねむ)る

在渡来的夜风中晃着沉睡

母喰鳥(ははくいどり)が ひとつ唱(うた)えば夜更け

母喰鸟独自唱天明

朝風吹くまで ねんねしな

直到早晨的风吹拂 (孩子)发出喃喃的声音

此の枝を閨(ねや)に 青葉を包(くる)みに

此枝为闺房 用青叶包围

母の腕(かいな)を 知らぬ儘(まま)

从不知母亲怀抱

薄紅色の 頬に一滴(ひとしずく)

薄红色的脸颊上一滴夜露

夜露は 魄(たま)を悼む涙

是悼念游魂的泪

時告鳥(ときつげどり)が ひとつ唱(うた)えば夜明け

时告鸟独自唱天明

朝影(あさかげ)射すまで ねんねしな

直到朝日的光芒射入 (孩子)发出喃喃的声音

まだ戸は開(あ)かぬ

那扇门仍未开

野火手:查不到意思,暂时当做特殊名词直接翻译。

死花花(しかばな):也作“四華花”,葬礼时供于祭台的一种葬具。

産着:刚出生的婴儿第一次穿着的衣服。

帷子:初秋初夏时穿着的无内衬的和服单衣。

常世:永远不变的东西;不老不死的理想乡。

母喰鳥:食母的“不孝鸟”,被视为不吉。原型为猫头鹰。

ねんねし:婴儿睡着时发出的声音。

時告鳥:鸡。

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